六連広告
六連マネージャー
植木 俊幸
六連とは何かというと東京六大学合唱連盟のことで、野球でやってるやつの合唱版です。男声のほうを六連、後からできた混声のほうを後からできたので混声六連というのが正しい言い方のようです。
ほんとに個性あふれる六連の参加校のキャラを紹介してみましょう。
早稲田は最後に。
東大から。やっぱり東大の一番のカラーは宗教音楽でしょう。中世の音楽をメインにやります。そしてパートも下からベース、テナー、アルト、カウンターテナーということで、ファルセットといえば東大といえるでしょう。サークルには院に行ったり大学に残っても何年でも残れるようで最年少と最年長の差が10歳近いと聞いています。
法政。法政のすごいところは毎年現代曲の委嘱をしているところです。六連のレパートリーに最も色をつけてくれる大学です。エールが最も難しいといわれています。いろんな曲のレパートリーを見られるのも六連の魅力です。
明治。もしかしたらキャラ的にはうちと似たところがあるかもしれません。責任者のことを主将と呼ぶ硬派な団だと思います。割と熱い曲が好きなようです。最近人数が減少傾向にあり、人数が増えることに期待です。最近ガンダムにはまる人が急増中だそうです。
立教。タダタケ作品とバーバーショップが大好きです。責任者をキャプテンと呼ぶなどミッション系のおしゃれさを感じます。女声がいて今年から定演は一緒にやるそうです。六連では最近はタダタケ作品をずっとやっていましたが今年は信長先生の作品だそうです。
慶応。われらがライバルで日本東西の東側の大学男声合唱団のトップを争っています。ワグネルトーンという重厚なハーモニーが売りです。六連では最近学指揮が振っていて今年も学指揮ステージです。六連は慶応にとって学指揮の成長の場といえるでしょう。得意なレパートリーはワグネル(ワーグナーのこと)という名前からも分かるようにワーグナーなどのオペラや古典的な合唱曲が多いと思います。
立教と慶応は発声を大久保昭夫先生に、指揮法を先日亡くなられた北村協一先生に習っているので、演奏面で似ている部分があるように思います。
そして早稲田。
早稲田の六連でのキャラはやっぱり圧倒的な人数の多さでしょう。2番目に多い立教に20人以上の差をつけています。しかし、そんな早稲田も55年前、コールフリューゲルとグリーに分かれたことにより部員が20数名まで減り、その困難な状況を打開するために六連を主導して作ったという歴史があります。早稲田は六連ではお客様を楽しませるステージを考えて演奏を行っている伝統があるようです。早稲グリの売りの一つである合唱界のエンターテイナーとしてのキャラからエンターテイメントのステージを数多く行ってきました。また、演出ステージでなくても、お客様が気軽に聞ける、楽しめる選曲をしてきたようで、最近ではインテラパックスやカウボーイポップなどが当てはまると思います。今年の演出ステージははたしてどのようなものになるのでしょうか? |