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持ち回り記事

 WEBマガジン発行初回ということで盛りだくさんの内容となっています。

音源配信

 今回の目玉企画です!早稲グリを知らなかった方に早稲グリをもっと知っていただくために、そしてOBの方々に昔の名演を懐かしんでいただくために作りました。

掲示板
早稲田大学グリークラブの掲示板です。お気軽にどうぞ!





WEBマガジン編集部



WEBマガジン製作・管理
  鈴木 啓介(TOP新4チーフWEB)

WEBマガジン企画立案
  植木 俊幸(SEC新4チーフステージ)



            ワセグリ東奔西走

ご挨拶
早稲田大学グリークラブ2006年度部長 菊池勇介

 真っ白のキャンバスに最初の一筆を入れるとき、まっさらな楽譜にペンを入れるとき、折り目をつけるとき、私は大変な神経を使ってしまいます。「生みの苦しみ」とは、よく言ったものです。さらに言えば、生む苦しみを乗り越え何かを成そうと思い立ったとしても、明るい未来はそう易々と門戸を開くものではありません。何かを成し遂げるまでには、苦悩や失敗、挫折といった、ネガティブな要素が必ず付きまとってしまいます。本当に、嫌になりますね。。。
 それでは、なぜワセグリは、今回新たにウェブマガジンという形態を作り、情報の配信を始めたのでしょうか??
「学生なんだから、ちっちゃくまとまっておけばいいじゃんなぁ、、、。」
確かにその通り。面倒とリスクは、回避するに限ります。
 しかし!グリーメンはそんなネガティブな事をいいません。いや、いえない、リスクをリスクと考えない、考えたくない、不器用な男たちがワセグリには居るんです。そんな奴らが、作ってしまったのです。あわよくば、ワセグリを身近に感じて欲しい、私たちの音楽を聴いて欲しい、、、ただそれだけなのです。
 ご覧頂いている皆様には、ご近所の子供の成長を見守るように、私どもを見守っていただきたいと思っております。私どももまた、新しく変化のある情報を発信できるよう努めます。是非、ワセグリッシモを懇ろにご覧いただけますようお願いいたします。


 それでは、第一回目の発行に際して、私からはワセグリの概要についてざっくりお話させていただこうと思います。
 私共は、1907年に早稲田大学校歌『都の西北』を始めて歌った合唱団であり、創立以来今日に至るまで、早稲田大学の歴史とともに歩んできた男声合唱団です。2007年度の大学創立125周年と同時に、創立100周年を迎える当クラブは、作曲家の磯部俶、声楽家の岡村喬生、コーラスグループのボニージャックスなど、音楽界の第一線で活躍する著名なOBを数多く輩出してきました。筑紫哲也や、白井克彦早大総長など、各界で活躍するOBも多数おります。
 平生は、春夏秋冬と四季折々計4回の演奏会を中心に、国内・海外への演奏旅行やプロのオーケストラとの共演、小・中・高と学校での音楽鑑賞会出演、企業からの依頼演奏、テレビ・ラジオの音楽番組などへの出演、CD録音など、幅広い活動を行っています。
 特筆したい活動としては、昨年の秋季にはラトビア・リトアニア演奏旅行を行ったことでしょうか。無謀な野望を持ったグリーメンたちが、世界に羽ばたきました。その後行われた早大生の音楽団体のみで構成された「奏楽祭」へも参加し、グローカル(グローバル+ローカル)な活動を体現しています。
 書き出しつつ、昨年を振り返ると色々あったなぁ、としみじみ思い返してしまいます。今回はこんなところで終わりますが、次からは、もっと個人的なことも交えつつ、私たちの等身大の姿をざっくばらんに書いていきたいと思っています。

「ワセグリッシモとは何か」

演奏会マネージャー 植木 俊幸

私はできるだけ多くの人に早稲グリの魅力を伝えたいと考え、運営のトップを中心に早稲グリブランド化推進委員会なる広報推進委員会をたちあげました。その活動の一つが音楽配信をして、それを全国のいろんな人に見てもらえるようにしようというものでした。しかし、音楽配信で大量の音源を一度にアップするような時間は学生にはないし、そのようなライブラリーは私たちの良く知っている某男声合唱団がやっている。また、資料形式では男声合唱をやっていない人にはどれを見ていいかわかりずらい。そこで、色々な企画をたてて音源を楽しんでいただくのが良いのではないかと考え、コラムなどを載せたりすることで、男声合唱にあまり詳しくない人たちに見てもらい、早稲グリに親しんでもらいたいと考えました。そこで、月ごとにホームページ上で雑誌のような形で発行していくことにしました。その名も月間「ワセグリッシモ」!

ワセグリッシモって何なんだよ!と思われる方も多いでしょう。

早稲グリの中にワセグリッシモという言葉が存在します。ワセグリッシモとはf(フォルテ)5つとか6つとかいわれる言葉で、fとは、「強く」という意味で音量的に言えば「大きく」、「デカく」というような意味なのでしょうから、ワセグリッシモとは相当強く、デカい声のことをさすのです。この言葉がいつから生まれたのかは分かりませんが、ワグネルでいう「ワグネルトーン」にあたるものであり、早稲グリのアイデンティティの根幹を成す言葉だといえると思います。

それは早稲グリの格言「声が一番デカい奴が一番偉い、一番たくさん食えるやつがその次に偉い」という言葉にも通じるでしょう。

 ワセグリッシモが最も表れる曲といえばやはり斎太良節でしょう。斎太良節を歌うときには、指揮者から「何も考えずに」頭を振り、何も考えずに「頭が狂ったように」子音(つば)を飛ばし、腹のそこから大声を出し、叫べ!と言われます。早稲グリでは「大漁」は「っつぁいりょう」と発音します。前の奴の頭をつばが飛び越えて虹ができるほど子音を出せと言われます。何も考えずに頭が狂ったように最強の大声を出す、これこそがワセグリッシモであり、早稲グリが日本最強と名乗るゆえんだと思うのです。もちろん練習では色々考えて練習している(はず)のですが・・・・。

 このワセグリッシモには早稲グリのアイデンティティがぎっしり詰まっているといえるでしょう。早稲グリの「何だかわけわかんねーけどすごい迫力!すごい魂が伝わってくる」、それこそワセグリッシモであり、早稲グリの歌の真髄だと思います。早稲グリの歌には熱くて、激しくて、何だかわけわからないけどヴァイタリティにあふれていて、聞いているとなんだか叫びたくてムズムズしてくるようなパワーがある気がするのです。そう、魂が伝わってくる歌、それが早稲グリの最大の魅力だといえるでしょう。少なくとも、僕が入団したのは、そんな早稲グリのかっこよさがあったからです。そんな早稲グリの魅力をこれから多くの人に伝えていければ、幸いです。そして2007年に100周年を迎える早稲グリがさらに発展していければ最高です。

創刊によせて

2007年度サブ部長 志波明宏


 早稲田大学グリークラブWEBマガジンをご覧の皆様、こんにちは。
私、セカンド新3年のシバと申します。今回は僕がWEBマガジンに原稿を載せてもらえる運びとなりました。よろしくお願いします。
さっそくですが、私どもの団のホームページをご覧になっている中高生の皆様は、どのような経緯でここにたどり着いたのでしょう(相互リンクなどさせてもらっている中高の合唱団サン、ありがとうございます)。皆様は、すでに部活動などで合唱団に所属されているのでしょうか。僕は大学から合唱を始めたので、中高の時分はまったく合唱の世界とは縁がありませんでした。高校時代、早稲田大学はよく知っていましたが、早稲田大学『グリークラブ』は知りませんでした。
 さて、最初なので何を書いていいのかよく分かりませんが、僕がどういう経緯でグリークラブに入部したかお話したいと思います。
 僕とグリークラブの最初の出会いは早稲田大学受験の際でした。受験生時代、早稲田駅を降り、緊張しつつ足早に試験会場に向かった僕がみたものは、受験生相手にアメやらチョコやら、受験誌などいろいろ配っている早稲田の学生や塾の関係者でした。そのなかでも特に印象に残ったのが、白いジャケットを着たグリークラブが配っていた“早稲グリ(栗)”でした。『早稲グリ(栗)を食べて試験にクリアだ!』と銘うったその栗を見て、早稲田の学生は面白いなぁと思い、いつの間にか緊張がほぐれたを今でも鮮明に覚えています。縁あって早稲田に入学が決まり、早稲田の最大の魅力の一つである、サークル選びの時期(新入生歓迎活動)が始まりました。サークル選択によって四年間の大学生活は大きく変わってくるといいます。僕はいろんな分野のサークルの新歓コンパに参加しても、しっくりとするのが見つからず、僕はその時期、変に焦っていました。そんな時、同じ高校出身で、すでにグリーの活動に参加している友人から“グリークラブに遊びにこないか”、という誘いを受けました。それが5月の後半の頃だったと思います。まさか合唱サークルに入ろうとなど考えてもなかった僕は、そいつから『セカンドとバリトンどっちに入りたい?』とメールが来ても、僕には何の事を言っているのかさっぱり分からず『とりあえずセカンドで(笑)』みたいなやりとりをしたことも今となっては良い思い出です。緊張しつつも初めて練習場に向かうと、いろいろなキャラの人たちが集まって来ました。
 やがて発声練習なんやらがはじまり、僕はもちろん冷めた目でそれらを見ていました。そんな際、僕の隣にいた変な(?)先輩が、小さい体でとてつもない大きな声をだしているのをみて、“うわっ、この人はどこからこんな声を出しているんだよ、すげぇ…”と思い、びっくりしてると、いきなりその人は近寄ってきて、僕のおなかを触り、『腹を膨らませて声を出すんだよ〜♪♪』みたいなことを言ってきて、最初は“うわわ、こりゃやべぇ集団にきてしまった〜、なんかの宗教団体か!?逃げてぇ…”とか思ったり思わなかったりしましたが、今思うとその日は僕の大学生活の分岐点の一つだったような気がしてなりません。その日、それまで僕が抱いていた‘合唱’のイメージが一転しました。なんで一転したかというと、まぁ詳しいことは直接あって、飲みの席にででも話すとしましょうか。プロのボイストレーナーの発声を受けたのも初めてだったし、発声練習が終わると、早稲田大学校歌を歌い(もちろんその時の僕は口パクでしたが…)、素人ながら、いや、ド素人だったからこそ包み込むようなハーモニーの美しさに鳥肌がたちました。練習が終わった後、各パートでご飯を食べに行き、このサークルの人たちの温かさを感じました。その夜、ヒップホップを流しながらベッドのなかで“もしかして合唱って面白いかもしれない!というか合唱と関わっている人たちってすごいおもしろい人ばかりだなぁ”と思いかえすまでにいたりました。

 グリークラブは早稲田大学内でトップ3に入るほど知名度があるサークルです(僕がそのことを知ったのは入部してからずいぶんたってからなのですが)。なるほど確かに上級生になり、他の分野のサークルの幹部と関わる機会も増え、早稲田大学グリークラブの知名度は想像以上に大きいことを感じています。
 グリーで活動していると、一生懸命頑張っている人が多くて、“よしっ!俺もしっかりやらねば!”と思いながらも“あれっ!?なんでいつの間に俺こんなに疲れてるんだろう!?”と思うことも多々ありますが、僕のサークル選びが間違っていたか否かなんてのは今思えば後からついてくることだし、僕はこのグリークラブで活動してることを楽しんでいますよ。中高生のみなさんのなかで、早大グリークラブに興味がある人もない人も、このサイトに遊びに来た時点で、あなたたちは『早稲田大学グリークラブ』の存在を知ってしまいました!しかしやはり早稲田に入学して、グリークラブを実際に体験しないと分からないことがたくさんあると思います。あわよくば、あなたたちと早稲田のグリークラブでともに音を奏で、いろんな体験をしたいと思います。グリークラブが僕を心温かく迎えてくれたように、今度は僕らが君たちを迎える番です。
早稲田のグリークラブで『唯一のマスターピース』をともに完成させましょう!

 乱文、失礼しました。目を通してくださりありがとうございます。
 今回はあまりグリークラブの活動を細かく紹介できませんでしたが、次回など『グリークラブ体験記』みたいにこのWEBマガジンを通じて、早稲田のグリークラブをもっともっと知ってもらえれば幸いと思っています。
それでは失礼します。

                      

「受験生の皆さんへ」

ベース 高橋理人


 受験生の皆さんこんにちは。受験シーズンも大詰めですね。
 今回は早稲田への入学を考えている皆さんにモチベーションを高めてもらいたいという意味を込めて早稲田大学の魅力についてのお話をします。私が考える早稲田の魅力とは2つありまして、その1つが「人」です。早稲田には本当に多種多様な人が混在しています。関東だけでなく関西や東北、北海道や九州など地方からたくさん人がこの大学にやってきます。それらの人たちは一人一人様々な価値観を持っています。そして、その価値観を基に思い思いのこと(資格の勉強、音楽、旅、スポーツ、遊び・・・等々)をやって大学生活を送り、さらに自分を磨いています。
 そんな人たちと出会い、話したり行動を共にしたりすることでたくさんの刺激を受けることが出来、より一層自分を高めることが出来ます。また、早稲田のOBには様々な世界で活躍している人がたくさんいるので、自分の好きなことを突き詰めているとそういった人の話を聞けたり、実際に会って話したりする機会が非常に多いです。
さらに、早稲田は地域の人たちと持ちつ持たれつの関係にあります。近隣の飲食店に行くと特にそれを感じると思います。そこで地元の人たちとしゃべるだけでもいろいろなことを知ることができます。
 机に向かって勉強することももちろん大切ですが、こういった様々な人たちからも学ぶことがたくさんあります。早稲田に入学した際にはたくさんの「人」と触れ合ってください。きっとあなたを成長させてくれるはずです。
 早稲田の魅力のもう1つ目は、いい意味での「馬鹿」ですね。皆で大隈行動前や高田馬場駅前で「都の西北」を大声で歌うことや、埼玉の本庄から早稲田まで二日掛けて歩く100キロハイクがそのいい例ですが、こういった「馬鹿」なことが出来るのが早稲田大学の素晴らしいところだと思います。こんな「馬鹿」は他の大学では決して体験できません!
 是非一度早稲田ならではの「馬鹿」を体験してください。今は追い込みの時期で、精神的にも本当に苦しい時期だと思います。でもそれを乗り越えれば他の何にも変えられない充実した日々が待っています。そのことを期待して胸を膨らませながら勉強すれば自然と焦りや不安は消えていくと思います。皆さんの「春」まであとちょっとです。後悔することが無いよう最後まであきらめずにがんばってください!

    酒天王〜のんべリポート〜

私たち酒天王は、【日本酒の美味さを知って欲しい!】という信念の基、団内外に対して飲みニュケーションの場を提供、上手なお酒との付き合い方を伝えるなど、社会貢献活動を通じて、日本酒の普及を目指してまいりました。
建て前は、以上です、ごめんなさい。
本音を言えば、酒好きが集まっただけ、団内でオフィシャルに酒が飲めるというか、仲間がいれば美味い酒が余計に美味いというか、言いだしっぺの土橋と私が盛り上がっているだけというか、、、。ごめんなさい、のんベの為ののんべが作った自堕落インナーサークルが、私たちです。
ささ、酒天王の肩書きを持つ、のんべたちを紹介致しましょう。
top森川(教)、笑顔が素敵な遊び人。雀鬼様の肩書きも持つ。一升瓶と雀卓を抱えて脇の下から産まれて来た。
sec菊池(理)、凡器な埼玉県民。男子校生の時分、新潟・塩沢にて運命的に透明な液体と出会い、覚醒。のんべになる。嫁は酒処・八海山の麓から貰う。酒天王発起人。
bari平井(法)、酒天王唯一の良識派を自負するも、見た目は飲んだくれのお父さん。しらふだと恐いが、酔うとやさしい笑顔が顔に張り付いて離れない。「美味い酒を飲む奴は、歌が美味い」論を唱え、自ら体現する凄いでぶ。
bass土橋(法)、同発起人。緑茶とミカンがダイスキ。


さて、日本酒も合唱も、吟魂なくして良いものは生まれません。私は、日本酒と合唱には共通点がある!と、勝手に考えます。理由は、両者の歩んできた歴史と境遇、親しまれ方など多岐にわたりますが、一つ重要なのは、どちらも、真摯に手間暇かけて造り上げてようやく、心に響くものになる、ということです。
素晴らしき日本酒と合唱のコラボレート、歌うのんべぇである酒天王が成すべきことはただ一つ、酒を飲む。これだけでしょう!日本酒って、美味しいんですよっ!
次回以降は、みなさんの歌とお酒で彩られる明るい未来を応援すべく、酒天王が試飲した日本酒の紹介をして参ります。
いやはや、定期的に酒を飲める、イイ口実ができました。
のんべリポート、こうご期待!